エリック・トーマスの話より
若い男がいた。
彼は成功したい大金を稼ぎたいと思って、あるお金持ちの老人の元をたずねた。
若い男は老人に「あなたと同じお金持ちになりたい」と言った。
老人は言った「もし私と同じレベルになりたいのなら、明日の朝4時にビーチに来なさい」
若い男は朝4時にビーチについた。
老人は男の手をつかみ言った。
老人「君の成功したい気持ちはどのくらいなんだ」
若い男「めちゃくちゃ成功したい」
老人「それなら海の方へ行きなさい」
そして、海へ入って行き、次第に腰の高さまで来た。
この老人はおかしい人なんだと思い始めた。
老人「もっと奥へ行きなさい」
若い男は言われるがまま奥へ行き、ついに水面が首のあたりまできた。
老人「もっと奥へ行きなさい」
そして、もっと奥へ行き水面はもう口のあたりまできたところで、若い男は戻ろうとした。
老人「成功したいんじゃなかったのか?」
若い男「成功したいさ!」
老人「ならもっと奥に行きなさい」
奥に行ったところで老人は男の頭をつかみ海に沈め、おさえつけた。
そしておさえ続けた。
男が気絶するところまできてやっと男を抱えあげた。
そして、老人は言った。
「お前が今、息をしたいと思うのと同じくらい強く成功したいと思えて、初めて成功するんだ!」
喘息の発作がおきると息ができなくなる。そのときは息をすること以外何も考えられなくなる。
バスケの試合も、テレビ番組も、誰かからの電話も、パーティーも気にならない。
ただ息をすることにしか意識がいかない。
もしそのレベルまでいけたら、息をしたいと思うくらい強く成功すること以外になにも考えられなくなったら、そこではじめて成功できる。
ほとんどの人たちが「俺は成功したいんだ」というとき、そこまで強く成功したいなんて思っていない。
なんとなくそうなりたいだけなんだ。
パーティーに行くのをあきらめるほど強くは思っていない。かっこよくなりたいとか考えていられないほど強くは思っていない。
ほとんどの人が睡眠を犠牲にするほど強くは思っていない。成功するより睡眠のほうが好きな人がたくさんいる。
もし本当に成功したいなら、睡眠を犠牲にすることもいとわない覚悟をしなくてはならない。
1日2,3時間の睡眠で取り組まなければいけないときも出てくる。
もし本当に成功したいのなら、いつか3日連続寝ないで、起きていなければならないことも出てくる。
もし寝てしまえば成功する機会を逃してしまうかもしれないからだ。
そのくらい強く成功を願わなければならない。成功することばかり優先するあまり、食事を忘れるほどに。
携帯もそうだ。
成功したいなら携帯ばっかみてんじゃねえ。
でも成功より携帯の方が大切なんだろ?
携帯をいじってる時間は成功するための時間に使えるだろ!
君は成功するための時間を携帯に使ってるんだ!
成功に犠牲は付き物だ。
明日の成功の為に、今この瞬間を捧げるんだ。
数学が苦手だって?だろうな、勉強してねぇじゃん!
作文が下手?
今まで書いてこなかっただけだろ!
でも一年間失敗を繰り返して何か書いてみろよ。
失敗しろ、何度も何度も失敗して立ち上がれよ。
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