相場の分析方法は大きく分けると2種類あります。
①テクニカル分析
②ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析とは、主に株式・商品取引・為替等の取引市場で、将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとする手法である。
ファンダメンタル分析とは、財務諸表、健全性、経営、競争優位性、競合相手、市場などを分析することである。先物や為替に適用する場合は、経済、金利、製品、賃金、企業経営の全般的な状況に着目する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私はテクニカル分析でやっています。
これまでトレードを教わってきた人や勝っている人を見ると全員テクニカル分析でした。
ファンダメンタル分析で勝っている人もいるかもしれませんが、私は知らないので、ここではテクニカル分析のみの話になります。
テクニカル分析では未来の予測はできない
はじめはほとんどの人は、テクニカル分析で未来を予測して勝とうというアプローチ方法で臨むかと思います。
たしかに、未来を予測できれば相場は勝てるでしょう。
しかし、未来を予測することは不可能です。
テクニカル分析の世界的権威の方が「マーケットのテクニカル分析」というテクニカル分析の本を出されています。
「この1冊でテクニカル分析のすべてをマスターできる!」
と書かれていますが、未来の予測はできないとも書かれています。
「現代の知見に照らせば、残念ながらこれらの分析手法では、どれだけもっともらしい理屈をつけても未来の予測はできないことが分かっている。」
マーケットのテクニカル分析
「もっとも、予測力のなさはファンダメンタルズ分析も同様」
トレード手法と売買指標の完全総合ガイド (ウィザードブックシリーズ)
ジョン・J・マーフィー (著)
世界のカリスマトレーダーでも未来を予測できない
「イングランド銀行を潰した男」と異名のある世界的有名な投資家ジョージ・ソロスもこう発言しています。
「市場参加者は天体の運行を予測する科学者のように結果を予測することはできない。」
天体の運行は科学的に予測可能なものですが、相場の結果は予測することはできないということです。
世界のカリスマトレーダーと言われる、リチャード・デニスも未来は予測できないし、予測は意図的に排除した方がいいと言っているくらいです。
アメリカのデイトレードの神様と呼ばれるトニー・オズも未来は予測できません。
神様でも不可能なことなんです。
日本の有名な個人投資家BNF氏、cis氏なども未来は予測できない、予想する必要ないなど言っています。
私自身も未来の予測はできないですし、私の知っている勝ちトレーダーの方たちも誰ひとり予測はできません。
まず、この事実を知ることが重要になります。
この事実を知らずに、未来を予測することに努力してしまい、一生勝てないこともありえます。
努力は必要ですが、正しい努力をしなければ求める結果は得られません。